1991年 アメリカ Buick(ビュイック)リーガルセダン 米国名 センチュリー

日本国内での知名度はあまり高くないBuick(ビュイック)は、アメリカGMブランドにおいて、キャデラックに続くエグゼクティブモデル。ミドルクラスのアメリカ車です。

 

 

日本国内では、このセダンタイプではなく「ステーションワゴンタイプ」がサーファーの間で大流行。リヤガラスからサーフボードの飛び出した車両が街中でも見られるほど、ビュイックリーガルワゴン=サーファーという図式が出来上がっていた時代もありました。

 

四季のある日本で所有するアメ車は、季節ごとのメンテナンスを行う事で永くその姿・走りを保つことができる物ですが、流行に乗って購入しあまりメンテナンスをしてもらえなったクルマたちは、当然の如く故障し「ビュイックは壊れやすい」と言われることになった不遇のクルマの中の1台です。

 

1991年当時の車両価格は395万円。

 

3000ccのクラウンロイヤルサルーンG最上級モデルが381万円でしたので、かなりの高級車として扱われました。

 

ワゴンタイプのようにラフに扱われた(もちろん全てではない筈ですが)クルマと違い、セダンタイプはしっかりとしたメンテナンスを受けてきた車両が多いのが特徴です。

 

これは、今まで何台ものビュイックを販売させて頂いた経験からもはっきりと言える事実です。

 

さて、こちらの「1991年ビュイック リーガルセダン」

応接室にでもありそうなフカフカのシートに腰を掛ければ、すぐに目を惹くクラシックメーター。リーガルシリーズの中でもこのメーターが使われていたのは、この3代目リーガルの初期モデルだけという、非常に希少価値の高いタイプです。

 

6年ほど前、探しに探して仕入れたこの初期型は、しっかりメンテナンスをしてもらいながら大切にされていた1台です。今回は小さめのお車にお乗り替えで、私の所へ戻って来たという経緯がございます。

 

2オーナーにも関わらず、走行距離は実走行の4万キロ少々。現在は、調子を見ながら適度に走行させています。

 

ウォーターポンププーリーの交換とリヤブレーキの調整をし、他は全く不安なく走ってくれます。よく不安視されるエアコンも、心配ありません。コンプレッサーもレシーバタンクも総交換済です。

 

基本、在庫を持たない八ヶ岳モータースの数少ないストック車両。1991 ビュイック リーガルセダン。コンディション上々なお薦めの1台です。

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